
神奈川県・二宮町
8.5ハウス
店舗併用型
CONCEPT
東海道五十三次の「間」を紡ぐアトリエ付き住宅
神奈川県二宮町に建つ「8.5ハウス」は、住まい、展示、製作、そして街とのつながりを統合するプロジェクトで生まれた住宅です。このプロジェクトは、歌川広重が描いた東海道沿いに建つ、狭小アトリエ付き住宅を建築するプロジェクトです。
住まい手である画家が自身の作品を飾る大きな展示壁を、敷地内に最大限に配置し、街に発信するという考えから設計されています。
立体的に「広い・狭い」「高い・ 低い」の要素がたすき掛けされた空間は、身体性を揺さぶる設計になっており、アトリエを利用するものにとってイメージを膨らませる住宅になっています。
この「8.5ハウス」は、建築家が細部までこだわって設計し、その意図を忠実に実現するために新進建設が施工を担当しました。
新進建設は、高いデザイン性が求められる住宅の施工にも対応できる確かな技術力を持ち、建築家のビジョンを形にする精度の高い仕事を手がけています。
「広い+高い」美術館スケールのアトリエ・ギャラリー




アトリエ空間は圧倒的な開放感を持つ美術館のようなスケール感で、創作活動に没頭できる環境を提供しています。大きな展示壁は街に向かって開かれ、内部と外部をシームレスにつながっています。
「狭い+低い」秘密基地スケールの創作空間



建物内には、小さくこもることができる秘密基地のようなスペースも配置。静かな環境の中で集中できるアトリエやギャラリーとして機能します。
「狭い+高い」往来スケールのリビング・ダイニング


リビング・ダイニングは、狭さと高さが独特の体験を生み出す空間となっています。狭小地内の縦の広がりを活かし、創造的な生活空間が実現しました。
街とのつながり:「エリア8.5」計画の起点に


「8.5ハウス」は、単なる住宅としての役割を超え、地域のアート文化の発信拠点となるように設計。画家の手によって、建物やシャッターに壁画が描かれ、「エリア8.5」という新たな地域ブランドが誕生しました。街全体にアートが広がることで、二宮町に新たな魅力を生み出しました。
おわりに
限られた敷地条件であっても、工夫次第で心地よい住まいが実現できることを感じさせる建物です。
今回の施工を通して、さまざまな土地の条件に柔軟に対応した家づくりに携わることができました。
土地の形状や住まい方に合わせた家づくりのご相談も承っております。
「この条件でも建てられるかな?」といった疑問があれば、どうぞお気軽にお声がけください。
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