モダン
街に開かれたキリスト教会
秦野詩音キリスト教会
CONSEQUENCE
完成編
三角形のノアの箱舟

グレーを基調とした外壁(ラップサイディング)が、クラシカルでありな がら洗練されたモダニズムを演出します。
壁面に穿たれた細⾧の窓と、力強く刻まれた十字架のアクセントが、
プロテ スタント教会らしい質実剛健な品格を生み出しています。
光の箱舟

日が落ちると、開口部から漏れる温かな光が街並みを静かに照 らし出します。
昼間の質実剛健な表情とは対照的に、夜間は優しく開かれた 「温もりある光の箱舟」へと変化し、地域の人々に安心感を もたらします。
「闇の中に光が差す」という聖書のメッセージを建築の照明計画で体現しました。
礼拝堂

2階礼拝堂は、ナラ無垢材のナチュラルな木目と白漆喰の壁面が調和した、静謐で清らかな空間です。
プロテスタントの伝統である飾りのない「質実さ」の中に、豊かな自然光が差し込む設計です。
光の演出

正面十字架の左右から差し込む間接照明の光が、神秘的に 講壇を包み込みます。
吹抜の天井に取り付けたペンダント 照明はロウソクの柔らかい光をイメージしました。
集会室

中心となるロビーに隣接して日曜学校や相談室を配置し、可動間仕切りによって用途や人数に応じた柔軟な大空間づくりを可能にしました。
エントランスホールとの間にも大きな両引き戸を設け、全開時には圧倒的な開放感を創出します。
やさしい縦の動線計画



緩やかな手すり付き階段に加えてエレベーターを完備し、2階礼拝堂への安全でスムーズなアクセスを確保しました。
三角敷地の鋭角部分を巧みに活かした階段室は、高齢者に優しい踊り場を設け、
そこに配置したベンチは憩いの場としてだけでなく、葬儀の際に棺を旋回・通過させるスペースとしても機能します。
秦野詩音キリスト教会


従来の教会の持つ厳格な威容を保ちつつも、敷地境界から街へと 連続する開放的なアプローチを計画しました。
1階ホールは地域住民が気軽に立ち寄り、交流できるオープンな 空間として設計されています。
皆様、どうぞお気軽にお立ち寄りください。
お引き渡し

2026年7月末。
無事に完成お引き渡しの日を迎えることができました。
牧師様を中心に記念撮影です。
会堂委員の皆様、ご協力ありがとうございました!
献堂式

2026年9月26日。
内外の関係者が一堂に会して、新教会の献堂式(完成披露)が開催されました。
地域に開かれた新しい教会のスタートです。
秦野詩音教会の皆様。これからも末永く、どうぞよろしくお願い致します。
建設
古関 真一
Shinichi Koseki
今回はこれまで経験のない教会建築工事に参加させていただきました。
特殊な敷地形状に合わせた設計図に多少の尻込みはありましたが設計者様、牧師様ほか教会関係者様のご協力により無事お引渡しすることができました。
良い経験をさせていただき誠にありがとうございました。
01
設計編
秦野詩音キリスト教会


詩音教会は秦野に根差したプロテスタント・キリスト教会。
今回のお建替え計画は設立50周年の記念事業の一環です。
2024年に設計案の募集が始まり、工務店数社のコンペティションを経て、最終的に当社の提案をお選びいただきました。ありがとうございます。
街に開かれた教会

基本設計のイメージを引き継いで、デザインと詳細設計は一級建築士事務所・建築計画工房の斎藤先生にお願いしました。
外観は三角形の敷地を上手に活かして、現代のノアの方舟を想わせるモダンデザイン。
設計コンセプトは「街に開かれた教会」です。
教会学校や各種イベントを開催するガラス張りの一階ホールが、街と教会を視覚的に繋げています。
【建築計画工房HP】
2階礼拝堂

バリアフリーのエレベーターを備えた2階の礼拝堂の収容人数は約80名。
無垢の木と漆喰の壁で仕上げた礼拝室は、高窓からの自然光がやわらかく差し込み、聖書の言葉に静かに耳を傾ける時間を大切にできる空間です。
ラミアカーサでの礼拝


旧会堂の解体から新会堂の完成まで約10ヵ月間の日曜礼拝の会場として、当社のモデルハウス「ラミア・カーサ」をご利用いただいています。
新会堂の着工は2026年2月。完成は7月の予定です。
完成が待ち遠しいですね。
02
基礎編
砕石地業


基礎工事が始まりました。
建物の周囲を掘削して砕石を敷設し転圧します。
地盤補強工事



シート工法による地盤補強工事です。
砕石層の中間に特殊繊維シートを敷き込み、砕石とシートの複合構造をつくることで砕石層のせん断強度を強め、べた基礎の支持力を増加させる地盤補強工事です。
建築計画工房の斎藤先生の監理者チェックを経て工事が進行してゆきます。
防湿コンクリート


完成した砕石層の上に、防湿フィルムを敷き込みます。
地中からの湿気の立ち上がりを防ぎ、建物の耐久性を高める大切な工事です。
鉄筋工事



基礎図面にしたがって縦横に鉄筋が配筋されました。
鉄筋の太さやピッチを設計者と監督が相互にチェックします。
型枠工事


コンクリートの打設は2段階で施工されます。
まず底盤のコンクリートを打設。
その上に鋼鉄製の型枠を組み、立ち上がり部分のコンクリートを打設します。
べた基礎完成


十分な養生期間を経て型枠を脱型しました。
立派な鉄筋コンクリート造のべた基礎の完成です。
先行配管工事


床下の給排水配管を先行工事しました。
主要な配管をヘッダーで繋ぐことで将来の更新に備えます。
配管の更新は維持管理性能向上の重要な要素です。
次回はいよいよ上棟編です。
03
上棟編
土台敷設


いよいよ大工さんの登場です。
コンクリートの基礎の上に土台(どだい)を敷設。
アンカーボルトを使ってコンクリートの基礎と木造の土台を連結します。
1階床下地工事




井桁に組まれた土台と大引き(おおびき)の間に、パネル状の分厚い断熱材を挟み込みます。

その上に構造用合板を緊結して、さらに保護フィルムでラッピングします。
1階の床下地工事が完了しました。
足場組立


上棟(じょうとう)までの数日間、1階の床をブルーシートで大切に雨養生します。
建物の外周に鉄骨の足場が組み立てられました。
まもなく上棟です。
上棟工事スタート




天候に恵まれた上棟当日。
大勢の職人さんが集まり構造材の組立てが始まりました。
1階の柱の上に2階の床梁(ゆかばり)を緊結してゆきます。
2階剛床



井桁に組まれた2階の床梁に分厚い構造用合板をビスで緊結します。
水平面の剛性を強化して耐震力を高める「剛床(ごうしょう)工法」です。
屋根組み






屋根の架構の組立てが始まりました。
クレーン車が唸りをあげて礼拝堂の屋根を支える大きな小屋梁(こやばり)を持ち上げ、大工さんが手仕事で微調整しながら組み手立ててゆきます。
天井の高い礼拝堂のシルエットが見えてきました。
雨に濡らさない家造り


二日間にわたる上棟作業の一日目が無事に終了しました。
ブルーシートで全体をラッピングして、建物を風雨から守ります。
屋根通気工法




緩やかな片流れの屋根に沿って組み立てた垂木(たるき)の間に、通気用のパネルを挟み込みます。
屋根の下に空気の流れを作ることで、真夏の日射から建物を守る「屋根通気工法」です。
屋根下地工事


垂木の上に構造用合板を止付け、さらにその上に遮音用の特殊合板を緊結しました。
上棟作業と屋根下地工事の完了です。
これから本格的な木工事がスタートします!
04
工事編
屋根工事


屋根工事がスタートしました。
まず防水性能に優れた屋根下地ルーフィングを敷設します。
屋根仕上材は耐候性に優れたガルバリウム鋼板です。
工場で加工された長大なガルバリウム鋼板をクレーンでつり上げ、職人さんが手作業で組み立ててゆきます。


タテハゼ葺きの美しい屋根が完成しました。
耐震工事



外壁面はすべて耐震用パネル(黒いパネル)で覆われています。
さらに構造検討に従って、耐震用の筋交いが要所要所に取り付けられました。
取付用耐震金物がセットされた段階で、構造検査が実施されます。
断熱工事


断熱はハイブリット工法です。
屋根は発泡ウレタンの吹付工法。外壁はグラスウールの充填工法です。
2階の礼拝堂は屋根の形を現した吹抜けになっているので、高性能の断熱を施しました。
エレベーター工事

2階の礼拝堂のために、本格的なエレベーターを備えつけています。
登りやしぃゆったりした階段と、エレベーター。
バリアフリーを追求した教会堂です。
礼拝室工事




礼拝堂の内装工事が始まりました。
吹抜けのある広い礼拝堂の収容人数は約80名。
木目と漆喰のコントラストが、清々しいインテリア空間を演出しています。
外装工事



内装と同時に外装工事が進行しています。
ノアの方舟を想わせる、白い木目調のラップサイディング張りです。
秦野詩音キリスト教会は、まもなく完成です!
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